陶芸 ceramic art
2018年12月1日(土)~12月29日(土)
日・月休廊
Gallery ART 童夢
矢萩 典行
Noriyuki YAHAGI
1954年 北海道北見市生まれ
1977年 多摩美術大学絵画科油画専攻卒業
2008年 埼玉県美術展覧会(県展)入選
2009年
笠間陶芸大賞展「花のうつわ賞」受賞
全陶展入選(~2010)
2010年 日本現代工芸美術展入選(2014年会員)
2011~2017年「蔵と現代美術展」(川越)展示
2011年〜 CONTEMPORARY ART NOW KAWAGOE(呼友館、川越)
2012年 札幌ビアマグランカイ9入選
2015年 常滑長三賞陶芸ビエンナーレ入選
2017年 『音楽は愉快だ!』(青森)クラシックと陶と光のコラボレーション
陶芸に関して考えたこと 矢萩典行
(The English is below)
陶芸をやり始めてしばらくが過ぎた頃、
この作業は地球の循環を一部人為的に早めたものだ、
ということに思い至りました。
地の底から吹き出した溶岩が冷えて固まり、岩になり、石になり、
やがて風化し砂土になり、何億年か何十億年を経て溶岩になる。
陶器もやがて壊れて、風化し、いずれは自然の循環の中に戻ることになります。
そう思った時、作品としてある現在の姿は、
自分では完成形と思っても、
循環の過程の一事象かもしれない。
とすれば、完成形は作者の自己満足であり、
完成などというものは存在しないのかもしれません。
過去に絵を描いていた時も、どこで完成とするかは難題でした。
昔、あるコンクールに出品して審査員と話した時に、
「もっと土と対話をして」と言われたことがあります。
確かに大きな作品を作っていると、
ある時期から作品が主張を始めることがあります。
(もちろん土が話しかけることはありませんが)
それを力づくでねじ伏せようとするといい作品にならないように感じます。
当たり前のことかもしれませんが、
謙虚に作品と向かい合うというのが
作家の姿勢として必要なんだと心がけています。
僕の作品は見ていただく今が完成じゃなく、
循環の中の一事象であるということを、
ご理解いただければ幸いです。
What I have thought about the pottery works
by Noriyuki Yahagi
After a whole since I’ve started pottery,
I’ve found that these works made the circulation of the earth faster artificially.
Naturally lava comes up to the surface from the bottom of the earth and gets cool,
and coagulates to lock and stone, and then weathers to soil.
After more than hundred million or billion years, it gets back to lava again.
Similarly potteries will be broken, weathered and back to the circulation of nature, too.
In the meaning even if I thought I have completed my pieces by myself,
it must be merely a part of phenomenon of it.
Therefore the completion might be self-satisfaction by artists;
it may never exist on the earth.
I had experienced of the same question for my paintings when I was younger.
When I entered my works in a contest some years before,
a panel of judge talked to me “you have to dialogue with potter’s clay more”,
Actually when I was working with bigger size of pieces,
I sometimes felt they were beginning to assert .
(Of course they never speak) In such moment I think I should not press them.
For an artist I think it must be important to be humble to work.
I expect you understand that my works are not completed in the moment you saw
but also the part of phenomenon of the circulation.
北野 勝久
Katsuhisa KITANO
陶磁器
1980年 大阪生まれ
京都府陶工高等技術専門校 成形科研究科 修了
個展
2005 | 信楽、陶園にて初個展 | |||||||||
2006 | 京都、アートサロンくら | |||||||||
2007 | 心斎橋大丸、桃青 | |||||||||
梅田大丸美術画廊 | ||||||||||
2008 | 東京、銀座黒田陶苑 | |||||||||
2012 | 名古屋、とそう庵 | |||||||||
2013 | 名古屋三越美術画廊 | |||||||||
2014 | 日本橋高島屋 | |||||||||
2015 | 福岡三越美術画廊 |
グループ展
2011 | 大阪、YODギャラリー、ー陶芸の領域にある表現ー | |||||||||
神戸、KAM | ||||||||||
2013 | 名古屋、art fair seventypes | |||||||||
2015 | 玉川高島屋二人展 |
受賞歴
日本伝統工芸近畿展、入選入賞 | |||||||||
新美工芸会展、入選入賞 | |||||||||
萩大賞展、入選入賞 | |||||||||
日本伝統工芸展入選入賞、準会員 |